46歳までの従業員が 60%を占めており、70歳以上の従業員も 3名在籍しております。平均年齢は 51.6歳。平均継続年数は 18.8年。
津田工業株式会社では、エアコン・コンプレッサー、産業用機械、エンジン等の精密部品の生産を行っております。特に専門的な技術を持っているのが、研磨加工。先述の精密部品においては、1000分の1ミリ等の厳しい精度が必要であります。当社はそれらの部品を平面・内径・外径・両面研削盤、超仕上機、センタレス研削盤などを使って素材から切削、熱処理、研磨まで、一貫して生産しております。多種ある部品の加工箇所ごとに専用機を用意して、加工精度と生産性を日々高めています。
市場動向としては、日本の自動車産業は、国内需要の構造的な減少に直面する一方、拡大する海外需要に対し地産地消化を進めており、結果として国内生産は減少圧力に晒されている。日本流の開発及び生産体制の海外への展開、エンジン及びハイブリッドなどの要素技術を強みとして、世界的に高いプレゼンスを有するに至った。現状の競争条件が続くとみられる2016年より今後5年という時間軸では、その地位は堅持されると考える。しかし、2020年前後には、電気自動車、自動運転、モビリティサービスが普及または導入フェーズを迎え、パラダイムシフトが生じるとみられる。競争軸が変化することで、日系完成車メーカーが有していた強みが相対的に低減する可能性があり、今まさに岐路に立たされているといえる。現在も、当社主要製品である自動車エアコン・コンプレッサー部品はタイの空調機器組立会社に輸出されている。
事務所・工場内の様子